ゴールデンウィーク初日のきょう29日は西日本から東北にかけて広く雨となりそうだ。特に東日本から西日本の太平洋側を中心に非常に激しい雨が降るおそれがある。また、風も急に強まり、荒れた天気になる所もありそうだ。
■ゴールデンウィークは雨でスタート
きょうは前線上の低気圧が発達しながら東日本から西日本の南岸を東進していく。この影響で、きょうは西日本から東北にかけて広い範囲で雨となりそうだ。
朝は九州を中心に活発な雨雲がかかり、昼前には四国や中国でも雨脚が強まる見込み。その後も活発な雨雲は東進するため、近畿では昼ごろから、東海や関東でも昼過ぎから本降りの雨となりそうだ。
太平洋側を中心に雷を伴って、局地的には非常に激しい雨が降るおそれもあるため、落雷や突風、土砂災害などに注意・警戒が必要となる。東北は午後から夜にかけて雨脚の強まる所があり、山沿いでは雪になる所もありそうだ。
また、今回の低気圧は動きが速いため、雨が強まるとともに、風も急に強まることが予想される。急な風の強まりや高波に注意が必要だ。
■気温ダウン
日中の気温は全国的にきのうより低い所が多くなりそうだ。 東京では9日ぶりに20℃に届かない見込み。
(気象予報士・多胡安那)