きょう29日(祝・金)は、前線や低気圧の影響で西から雨の範囲が広がってきている。　

　午後から夜にかけては、東日本や東北でも広く雨となり、風も強まる見込み。また、低気圧が冷たい空気を引き込むため、夜は気温が下がり、東北の山沿いや標高の高い所では雪になる所もありそうだ。

午後は雨のエリア拡大

　南の海上を低気圧が東進している影響で、西から雨の範囲が広がってきている。午前11時現在、西日本を中心にまとまった雨雲がかかり、雨脚の強まっている所がある。

　雨雲は東へと進むため、雨の範囲も東日本や東北に広がる見通し。太平洋側を中心に雷を伴って、激しい雨の降る所がありそうだ。　

　落雷や突風、土砂災害などに注意、警戒が必要となる。

　また、風も強まってくるが、低気圧の動きが速いため、急に風が強まることが予想される。穏やかな所でも、突然、天気が荒れてくるおそれがあるため、注意が必要だ。　

　ただ、そのぶん、低気圧が離れる西日本の天気は次第に回復してくる見込み。

夜は東北で雪の所も　峠越えの移動は注意

　低気圧が冷たい空気を引き込むため、夜は気温が下がってくる。　

　各地で冷たい雨となるが、東北の山沿いや標高の高い所では、今夜からあすの未明ごろにかけて季節外れの雪となりそうだ。季節的にすでに車はノーマルタイヤに替えている方も多いと思うが、峠を越えるような移動は十分な注意が必要となる。

（気象予報士・多胡安那）