宮崎市 都市戦略参与に永山さん 公民連携強化へ新ポスト

 宮崎市は20日、非常勤特別職の都市戦略担当参与を新設し、元県職員で宮崎大特別教授の永山英也さん(64)が就任した。市の公民連携機能を強化することが狙いで、同参与は研究機関や民間企業をはじめとする産学官連携による政策立案などを担う。任期は2023年3月31日まで。

 永山さんは1981(昭和56)年に県庁入りし、商工観光労働部長、総合政策部長などを歴任。2020年からは同大学産学・地域連携センターで人材育成などに携わる。週1回程度、市役所で公民連携施策の推進、県や大学、民間企業との連絡調整、職員研修といった職務に当たる。

 同市役所であった辞令交付式で清山知憲市長は「豊富な経験を課題解決に生かしていただきたい」とあいさつ。永山さんは「宮崎市には高千穂通りや青島など魅力的な場所があり、民間や大学の力を使って活性化につなげたい。SDGsの視点でも議論を深めていけるといい」と抱負を述べた。

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