前田健太の“謝罪”が話題に 「連勝を止めてしまいごめんなさい」

ツインズの前田健太がダグアウトに書き残した“謝罪文”が話題となっている。現在、フロリダ州フォートマイヤーズの球団施設でトミー・ジョン手術後のリハビリを行っている前田だが、ツインズがレイズの本拠地トロピカーナ・フィールドへ遠征に来たため、日本時間4月30日に行われた3連戦の初戦でダグアウトに姿を見せた。ところが、2011年以来の7連勝と好調だったツインズは、その日の試合に敗れて連勝がストップ。前田は「連勝を止めてしまいごめんなさい」という“謝罪文”をダグアウトに書き残した。

自身がダグアウトに姿を見せた日に連勝がストップしてしまったことに責任を感じた前田は、ダグアウトの壁に手書きの“謝罪文”をテープで貼り付けておいた。その“謝罪文”には「連勝を止めてしまいごめんなさい。今日はダウアウトには現れません。 18前田健太」と書かれていた。

ツインズは開幕12試合で4勝8敗とスタートダッシュに失敗したものの、日本時間4月22日のロイヤルズ戦に勝利すると、続くホワイトソックス3連戦とタイガース3連戦をスイープ。7連勝を記録するのは2011年6月の8連勝以来のことだった。ちなみに、前田がダグアウトに現れるのを“自重”した今日(日本時間5月1日)の試合では、レイズに9対1で快勝した。

もちろん、前田がダグアウトに現れた日に連勝が止まったのは偶然であり、ロッコ・バルデリ監督は「彼は1カ月近くチームから離れていて、ダグアウトに入るのが待ちきれないのだろう。でも、それに関係なく、彼は勝つことだけを考えている。もし(チームの勝利が)彼がクラブハウスの奥に閉じこもることと関係しているのであれば、彼は喜んでそうするだろうね」とコメント。「彼はいい感覚を持っている。自分の役割を果たせば、何が起こるかを理解しているんだ。今日はそれ(=“謝罪文”を書き残しておくこと)が彼の役割だったんだよ」とチームの一員として役割を果たした前田を称えていた。

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