【高校野球・春季神奈川県大会】桐蔭・エース山口 初回の失点修正できず「もう一回つくり直す」

【桐光学園―桐蔭学園】2回裏、1―5とリードを広げられ、今野(11)と交代する桐蔭学園の山口(中央右)=横浜スタジアム(立石 祐志写す)

◆桐光学園6―2桐蔭学園

 桐蔭学園のエース山口は初回に先制点をもらうも、その裏、二回とピンチの連続。結局1回2/3を5失点で降板となった。

 準決勝は登板せず、万全で迎えたはずの決勝での不調に、「桐光の針谷投手がいいのは意識していた。初回で失点してしまい修正できなかった。他のピッチャーがいいリズムでバトンを渡してくれたのに」と悔しがった。

 相手に合わせて配球を変える投球が持ち味で、課題は立ち上がりの、特に制球力。決勝は「真っすぐを打ってくると予想して変化球を使っていった」という組み立てだったが、甘くなった球を狙い打たれた。

 関東大会、そして夏に向け「今日の試合を反省しつつ、切り替えたい。自分が変わる。もう一回つくり直す」と課題克服を誓っていた。

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