原因不明の小児急性肝炎、日本で新たに4人入院 厚労省発表

 厚生労働省は6日、先月の発表に引き続き、各国で確認されている原因不明の肝炎とみられる事例が国内で新たに4人報告され、いずれも入院していると明らかにした。国内での累積報告数は7人となった。

 発表によれば、新たに報告された4人はいずれも入院しているとしたが、それ以上の詳しい情報は公表されていない。

 この原因不明の小児急性肝炎については、WHO(世界保健機関)が昨年1月から世界各国で症例が報告されていると発表しており、先月まで12ヵ国169件が確認され、1人が死亡しているとしている。原因については専門家が様々な可能性を指摘しているが、現在もっとも関連性が疑われているのはアデノウイルス感染によるもので、WHOに報告があった169例のうち74件で感染が確認されている。日本で報告があった7例について、厚生労働省は1人についてはアデノウイルスには感染していなかったと発表しているが、今回報告のあった4人については不明だ。

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