ウクライナ難民のGW

4日、トリニータの試合を観戦したのは、別府市と日田市に住むウクライナからの避難民あわせて9人です

避難民男性

「ウクライナに住んでいた時も何回かサッカーの試合を見に行ったことがあります。日本に来てそういうことができて、今日は楽しんで帰ろうと思います。」

前半16分、トリニータが先制ゴールを決めると手を叩いて喜ぶ姿も見られました。

また、GW中も、ウクライナ支援の動きは進んでいます。依然としてロシアからの侵攻が続く中、1日には首都キーウなどから10代~40代の3世帯7人が別府市に到着。5日は、ドネツクから1世帯3人がエストニア経由で別府に到着しています。5日別府市に来た3人は数日中に市が用意した市営住宅に入る予定です。

これまでに県内で受け入れた避難民はあわせて9世帯24人となりました。県によりますと現段階で新たな避難民の受け入れは決まっていません。避難民の受け入れが進む中、今後、県内ではどんな生活を送っていくのでしょうか?別府の避難民を支援するNPO法人Beautiful Worldによると日本で生活の基盤を築きたいと話しているということです。今月10日からオンラインで日本語を学ぶことになっていて、3カ月後に日常生活を送るのが目標です。避難民の中にはウクライナで建築や電気工事の資格を持っていた人もいて日本でも同じ仕事に就くことを希望するなど就労への強い意欲を示しているということです。

現在、県が避難民支援のために呼び掛けていたクラウドファンディングは目標を超える525万円が集まっています。募集は来月10日までで、通訳の手配や生活支援などに使われる予定です。

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