ロシア戦勝記念日に避難民は 大分

 ロシアでは9日、第二次世界大戦でドイツに勝利した記念日を迎え、式典や軍事パレードが行われました。県内のウクライナ避難民は、どのような思いでこの日を迎えたのでしょうか。

 ロシアでは記念の軍事パレードが行われました。

 小野一馬さん:

「(以前は)一体感をもってお祭りをしているというイメージでした」

 避難民を支援するNPO法人BeautifulWorldの小野一馬さんによると、以前はウクライナでも戦勝記念日を祝っていたということです。

 マリウポリ出身のストロミンさん夫妻は、例年とは全く違った気持ちできょうを迎えているといいます。

 小野一馬さん:

「とんでもない。戦勝記念日どころじゃないみたいな話をされていて」

「我々(ロシア)は勝利して平和をもたらしたというのを言ってたのに、今侵攻を仕掛けているじゃないかと」

 小野さんは、多くの避難民はプーチン大統領の演説も見ることはないと話していました。ウクライナの人たちが望む平和な日々はいったいいつ訪れるのでしょうか。

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