JR別府駅前で観光客に人気の手湯。10日から、別府市の特産品を使ったデコレーションが施されました。
今回、手湯ドームのデコレーションに使用されたのは別府市の特産品、竹です。中堅・若手の竹細工職人に創作の場を提供し、別府の竹細工をアピールしたいという思いから別府竹製品協同組合などが企画しました。
今回、製作したのは伝統工芸士の資格を持つ竹細工職人の清水貴之さん。別府で竹細工を始めて19年の中堅職人で、およそ1週間をかけて完成させました。
清水貴之さん:
「竹がまっすぐ生えているのと温泉が噴き上がるのを掛け合わせた。ほとばしる情熱とかも、そういった気持ちを込めて(作った)。別府の竹でこんなにいろんなものが作れるんだと伝われば」
展示される作品の材料費と加工費は、地元の竹材店が全て、無償で提供。SDGsの一環として、地方創生の実現に向けて提供を決めました。
作品は今年度中、展示を続ける予定で、別府駅が手入れなどを行っていくということです。