カターレにメディア賞、優れた社会連携活動を評価

オンラインでカターレの選手と触れ合う高齢者ら=2021年11月、高岡市

 サッカーのJリーグクラブが昨季に行った地域に根差す優れた社会連携活動を表彰する「2022Jリーグシャレン!アウォーズ」が10日、オンラインで開かれ、J3カターレ富山の「Be supporters!サポーターになろう!」がメディア賞を受けた。カターレの受賞は初めて。

 取り組みはカターレとサントリーウエルネス(東京)の共同事業。介護施設で過ごす高齢者に、地元チームを応援することで地域とのつながりを増やし元気になってもらうおうと、観戦会や選手と触れ合うイベントを開催した。

 各メディアが自身の媒体で取り上げたいと思う活動をたたえるメディア賞を受賞し、カターレの左伴繁雄社長は「大変光栄。試合以外の日頃の取り組みは街にクラブが染み込むいいきっかけになる。活動を継続していきたい」と喜んだ。

 取り組みの映像を見たという元日本代表の中村憲剛Jリーグ特任理事は「応援することでお年寄りが元気になり、その変わり様に驚いた」と話した。

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