「みんなの応援券」発行 妙高市 6億6500万円の大型補正 臨時会で可決

 妙高市は「みんなの応援券」(商品券)を発行する。取扱店で7月1日から9月30日まで使用できる。市は関連費用として6億6500万円を計上した本年度一般会計補正予算案を11日、市議会臨時会に提案し、全会一致で可決された。

提案理由を説明する入村市長

 応援券は2種類。一つは全ての市民が1冊1万円分(20枚つづり)を5000円で購入できる。100%のプレミアム率となる。

 使用は取扱店のうち、1万円の半分は市内に本店がある店舗で、半分は全店舗となる。1人2冊まで購入できる。

 応援券のもう一つは、市内の中学3年生以下と75歳以上にそれぞれ、1冊1万円分(20枚つづり)を配布する。対象は約1万人。取扱店のうち、市内に本店がある店舗で使用可能となる。

 発行は家計支援や地域経済の活性化が目的。臨時会で入村明市長は「公平な観点で判断した」と述べた。長期化する新型コロナウイルスの影響に、原油価格高騰、物価上昇が重なる中、商工団体や金融機関による実態調査を踏まえて補正予算を組んだ。

 財源はコロナ対策基金の取り崩しなどで確保した。

 補正後の本年度一般会計は208億8500万円となった。

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