初夏告げるカキツバタ 白や紫見頃 春日山城史跡広場

 上越市大豆の春日山城史跡広場・春日山城跡ものがたり館で、初夏の風物詩であるカキツバタの花が見頃を迎えている。

見頃を迎えたカキツバタ。幼稚園児らが散策に訪れた

 カキツバタは、春日山城の往時を再現した監物堀(けんもつぼり)に約7000株が植えられ、例年5月上旬に花を咲かせる。
 約200メートルにわたり植えられたカキツバタは立ち姿も美しく、初夏の風が吹く中で白や紫の花を咲かせている。11日は園児や観光客らが散策に訪れ、「きれいだね」と眺めたり、花を背景に写真を撮ったりしていた。
 また、同所を管理する史跡広場管理組合のメンバーが、水面を覆う水草を取り除く作業に汗を流していた。
 「日本100名城」巡りで春日山を訪れたという千葉県市原市と群馬県高崎市の60代男性二人は「これだけ集まって咲いているときれい」「水辺に花が咲いていると癒やされる」と話し、写真に収めていた。
 花は20日ごろまで楽しめる。

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