山下ふ頭の再開発や内港地区の将来像を巡り、横浜市は29日から1カ月間かけて、市民との意見交換会を実施する。ワークショップ形式で意見を出し合ってもらい、有識者などで構成する委員会での検討材料に用いる。
市が昨年12月から始めた、同ふ頭の再開発に関する意見募集の一環。当日は説明を受けた後、グループに分かれ、同ふ頭のまちづくりのテーマや内港地区の将来像のイメージについて検討する。参加者同士で議論を深めてもらうことが目的で、ファシリテーターが進行する。
市は出された意見を取りまとめ、今後設置する委員会に報告。委員会は、民間事業者から提案を受けた再開発のコンセプトや土地利用イメージと合わせて、新たな事業計画案を検討する。
意見交換会の対象は、市民のほか、市内在勤・在学者。市を4エリアに分け、エリアごとの会場で実施する。各回の定員は50人で、事前にインターネットやファクスでの申し込みが必要。応募者多数の場合は、該当エリアの関係者を優先し抽選を行う。
会場ごとの実施日は次の通り。
▽29日 市役所(中区)▽6月12日 泉公会堂(泉区)▽同18日 港北公会堂(港北区)▽同26日 金沢地区センター(金沢区)