「鬼滅の刃」「呪術廻戦」偽グッズ販売容疑 中国から仕入れ、自宅に1千点 女性を書類送検

書類送検された女性が所持していた偽物のスマホケースやクッションカバーなど=逗子署

 人気アニメ「鬼滅の刃」や「呪術廻戦」、「東京リベンジャーズ」のキャラクターを無断で印刷したスマホケースなどを販売したなどとして、逗子署は16日、著作権法違反の疑いで千葉県船橋市の飲食店店員の女性(39)を書類送検した。

 書類送検容疑は昨年3月と12月、鬼滅の刃のキャラクターを印刷したスマホケース1点を1430円で販売したり、クッションカバー、クリアファイルなど55点を販売目的で所持したりした、としている。

 署によると、女性は「コロナ禍で収入が減り、生活のためにやっていた」と供述。中国の通販サイトで安価に仕入れ、3つのフリマサイトで転売し、2年間で6千回ほどの取引があった。2020年1月から約2年間で約1千万円を売り上げ、純利益は500万ほどに達したという。女性宅には家宅捜索時、偽物とみられる約1千点があった。署員のサイバーパトロールで発覚した。

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