相鉄、初の鉄道部品オークション 駅員ら企画、思い入れ込めて紹介 28日にオンライン開催

出品商品の一つで、電車の行き先を示す方向幕(相模鉄道提供)

 相模鉄道(横浜市西区)は28日、鉄道部品のオークションを初めて実施する。相鉄線大和管区にゆかりのある駅名標や、廃車となった電車のつり革など計30点を出品。オンラインで行われ、同管区3駅(三ツ境、瀬谷、大和)の開業96周年にちなんで事前抽選で選ばれた96人が参加できる。

 新型コロナウイルス禍で先行き不透明な状況が続く中、鉄道利用者らに元気と笑顔を届けようと、相鉄線大和駅の駅員らが企画した。当日は大和駅長と駅係員が司会を務め、運転士や車掌経験者が、思い入れを語りながら商品を紹介する。売上金の一部は、県の「かながわコロナ医療・福祉等応援基金」に寄付される。

 オークションは午前11時~午後1時の2時間。参加希望者は、20日午後1時までに専用の応募フォームから申し込む。18歳以上で、ビデオ会議システム「Zoom(ズーム)」が使えることなどが条件。

 問い合わせは、相鉄お客様センター電話045(319)2111。

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