子どもの学用品 収納便利術

 お子さんの学校生活も慣れてくると、机まわりの収納が気になるもの。学用品の管理は、学力にもつながるといわれています。そこで今回は、元教員で整理収納アドバイザーの土居未希さんに、学用品の収納やアイデアを教えていただきました。

●マーキングで簡単持ち物チェック

 「算数→水色、国語→ピンクといったように、教科ごとに教科書とノート(ドリルや地図帳などの副教材もあれば)の端に、色ペンでマークするだけの簡単術。この位置にマークすることで、ランドセルや学校の机に入れた時に、教科ごとの持ち物チェックが一目瞭然です。
 より分かりやすいように時間割表にもマークしておけば、親御さんも確認して声かけできるので、忘れ物防止にもつながりますし、学校ではお子さんが机の中をのぞくだけで、サッと取り出せるのでおすすめです」

●学用品をスッキリ!「おうちポスト」

 「学校からのプリントなどは、出し入れがしやすいようにファイルやブックスタンド、トレーを活用して分別。『おうちポスト』と名付けたこの収納コーナーは、ランドセルのそばやリビングなど、お子さんが自宅に帰ってからの生活動線上に設けます。
 ポイントは3つ。
①連絡帳はその日のページを開いて出す②返却された学習プリントで間違いがあったものは、その日のうちに復習してから処分。またはクリアファイルに入れて、後日復習する③裏が白紙の学習プリントやお便りは、メモやお絵描きなどに使うので別場所へ。
 我が家では幼稚園からこのポストを用意していますが、決まった場所を設け、収納することが楽しい、やりたいと思う時期にやらせてあげると、習慣化しやすくなります。自然と学用品の管理を身に着けられます。お子さん目線になってモノ・動線を優先して、家の仕組みづくりをサポートしてあげましょう」

 『おうちポスト』の真下に、裏が白紙のプリント入れを。兄弟・姉妹のいるご家庭は、視覚的に分かりやすくするため『おうちポスト』の色や高さを変えてもOK。我が家では段差を利用し、鉛筆や色鉛筆のトレーを置いて、すぐ使えるようにしています。

取材協力:【ミキHOME】家族と心にfitするおうちづくり 
       https://ameblo.jp/mikoyu-0604

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