新潟県知事選挙に立候補 花角英世(はなずみ・ひでよ)氏の経歴・政策まとめ

任期満了に伴う新潟県知事選挙が、令和4年5月12日告示、5月29日投開票の日程で実施されます。今回の新潟県知事選挙には届け出順に現職の花角英世氏、新人の片桐奈保美氏の2名が立候補しています。本記事では現職の花角英世氏についてご紹介します。

新潟県知事選挙に立候補 片桐奈保美(かたぎり・なおみ)氏の経歴・政策まとめ

新潟県知事選挙に立候補した花角英世氏の経歴は?

 花角英世氏は、1958年新潟県佐渡生まれの63歳です。東京大学法学部卒業後、1982年に運輸省(現 国土交通省)に入省しました。運輸大臣秘書官、総合政策局観光政策課長、観光庁庁総務課長、大阪航空局長、大臣官房審議官(海事局、港湾局併任)などを歴任し、2013年からは新潟県副知事を務めました。2018年の新潟県知事選挙に立候補、初当選し、今回の新潟県知事選挙は2期目への挑戦となります。

花角英世氏の新潟県知事選挙で掲げている政策は?

 花角氏は、自身のHPで以下の政策を公約として掲げています。

〇3つの方針

「選ばれる新潟」に全力

 新潟県が、働く場として若者や女性等に、起業・創業の場として挑戦する企業等に、訪れる場として国内外の観光客に、「選ばれる」よう、ワーク・ライフ・バランスの一層の充実、女性の活躍推進、官民を挙げた起業・創業の後押しやデジタル化支援、新たな観光地の開発・再生など、公民共働で取り組みます。

足元の新型コロナ感染症にしっかり対応

1.当面の最大の課題である感染症防止対策と社会経済活動の維持・回復に向け、市町村、医療関係者等と一体となって全力で取り組んでいきます。

2.入院病床等の確保やワクチン等の適切な提供に努め、これまでのところ県内の重症患者数は比較的少なく、医療がひっ迫する状況は回避できています。今後とも、感染対策に万全を期すため、感染状況に応じて病床の拡充などを進めるとともに、市町村と連携してワクチン接種を着実に進めていきます。

3.飲食業や宿泊業など、依然として厳しい状況にある事業者の方々に対して、資金繰りやイベント開催、中小企業の前向きなチャレンジへの支援などをしっかり進め、社会経済活動の回復や、更なる活性化につながる取組を推進していきます。

4.生活に大きな影響を受けている方々に丁寧に寄り添いながら、きめ細やかに対応します。ひとり親家庭の自立・就業に向けた相談体制等の拡充、不安を抱える女性の相談・訪問支援に取り組むNPO団体等との連携、ヤングケアラーなど困難な環境にある子どもへの対応、フードバンクや子ども食堂などへの支援を行います。

5.文化の灯が消えることのないよう、発表・活動の機会が減少している文化芸術活動について、イベント開催支援、新潟県文化祭参加者への助成等を行っていきます。

新潟の潜在力発揮に向け、取り組む3本柱

 長らく「潜在的可能性はある」といわれ続けてきた新潟県が、経済社会の大きな変化を乗り越えてその力を開花させ、将来にわたり持続可能で活力のある豊かな県でありつづけるため、3つの柱に取り組みます。

・地方分散の流れを活かし、人口減少の改善に向けたU/Iターンの促進
 新型コロナウイルスの感染拡大を契機とした人や企業の地方分散の流れを確実に本県に取り込んでいくため、地域の持つ強みや財産を活かしつつ、U・Iターンの促進やIT関連企業の誘致等を進めます。少子化対策も含め、公民連携や市町村との連携、戦略的な情報発信やPDCAサイクルの徹底により、効果的な人口減少対策を進めます。

・産業と地域の活性化につながる脱炭素社会への転換
 脱炭素化を本県にとっての成長の「機会」と捉えて取り組み、次世代に豊かな県土を引き継ぎます。洋上風力発電、水素など新たなエネルギー拠点の形成とともに、脱炭素で「選ばれる新潟」を目指し、小水力発電、太陽光発電など地域特性を活かした再生エネの創出を進めます。本県の豊かな森林について吸収源としての価値を高め、地域の活性化等にもつなげていきます。
・デジタル化により、暮らし・産業・行政を変革
 デジタル技術・データを最大限活用した変革により、人口減少や活力・競争力の低下といった課題を乗り越えていきます。地域交通、教育、医療・福祉などのサービスの変革(暮らしのDX)、県内企業の意識改革や人材育成等(産業のDX)、仕事のやり方の抜本的見直しと併せたオンライン化等の推進(行政のDX)をすすめていきます。

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