薦神社神門 こけら葺きの屋根公開

 

国の重要文化財に指定されている、中津市の薦神社の神門。20年ぶりに行われている屋根のふき替え工事が完成間近となり、報道陣に公開されました。
 
1622年、豊前中津藩主、細川忠興によって建てられた、中津市にある薦神社の神門。江戸時代初期の代表的な建造物として国の重要文化財に指定されています。神門の特徴の一つがこけら葺きの屋根。厚さおよそ2ミリのスギの板を1.5センチの間隔でずらし、竹の釘を打って根を覆っています。板の厚さとずらす間隔は通常の建築より薄く細かく、高い技術が求められます。おととしから始まった工事には、建築の技術がユネスコ無形文化遺産に登録されている職人が携っています。

薦神社 池永孝生宮司インタビュー
「技術の継承もありますし、人に見ていただく姿が昔のとおりというのは非常に大事なことだと思います。」
 
 工事は、来月終了する予定です。

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