横須賀市立の観光施設「くりはま花の国」(同市神明町)内を巡回する乗り物「フラワートレイン」の事故について、市は25日、原因究明のための第三者機関を設置すると発表した。
12年前にも同じ場所、同じ車両で事故が起きており、施設の指定管理者が調査したものの、原因が分からなかったためという。
第三者機関は外部の専門家で構成する予定。原因を究明し安全が確認できるまでの間、フラワートレインの運行を休止する。
フラワートレインはディーゼルエンジンを積んだ先頭の駆動車が客車3両をけん引して運行している。事故は4月23日に発生し、急カーブの下り坂で車体が右側に傾いて金属製の車止めに衝突、乗客2人が軽いけがを負った。12年前にも同じ場所で柵に衝突し、8人がけがをする事故が起きたが、当時も原因を特定できていなかった。