神奈川の海水浴場 今夏は大半が開設へ 3年ぶり

海の家の建設準備が進む片瀬西浜・鵠沼海水浴場=藤沢市

 今夏、3年ぶりに神奈川県内25の海水浴場の大半が開設される見込みであることが25日分かった。県によると「現時点で開設しないという海水浴場は把握していない」とし、立地する各自治体が近く発表する。2年連続でコロナ禍に翻弄(ほんろう)された県内海水浴場だが、事前のガイドライン策定や休場基準の明確化などによって、足並みをそろえて夏の本格シーズンを迎えられそうだ。

 鎌倉、逗子の両市は20日に県内で最も早く開設を発表。横須賀市、葉山町は25日に開設を発表した。藤沢市は同日、市の対策協議会が開設を決定した。茅ケ崎市は「現在、開設の方向で検討を進めている」とし近く開設の最終判断を発表する見通しだ。一方、来訪客の減少傾向などから1、2カ所の海水浴場で慎重な検討が進められている。

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