全国初の「おひとりさま支援条例案」 大和市が提案へ 社会的孤立を防止、終活支援も

大和市役所

 神奈川県大和市は高齢者施策強化の一環として「おひとりさま支援条例案」を市議会6月定例会に提案する。社会的孤立や閉じこもり傾向が健康に悪影響を与えるとの観点で個別条例化したのは全国初という。

 条例案では、おひとりさまを「1人暮らしの市民であっても年齢を重ねたことによって他者や社会との関わりを必要とするもの」と独自に定義。高齢化率の上昇に伴って、配偶者が亡くなり増加する独居世帯が孤立することなく生き生き過ごすために市民、事業者、行政が一体になって支援する地域社会を目指すとしている。

 具体的には、市が既に実施している葬儀生前契約などの関連事業の紹介のほか、居場所づくりなどの外出支援や相談体制の強化などを一層進めていく。

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