レッズ・ファムに3試合の出場停止処分 前日にピーダーソンと口論

日本時間5月29日、メジャーリーグ機構で試合運営部門の上級副社長を務めるマイケル・ヒルはトミー・ファム(レッズ)に3試合の出場停止処分と罰金(金額は非公表)を科したことを発表した。ファムは前日の試合前にジョク・ピーダーソン(ジャイアンツ)と口論し、ピーダーソンの顔を平手打ち。数人の選手が仲裁に入るなど、両軍のダグアウトやブルペンから選手が飛び出す騒ぎとなった。3試合の出場停止処分はファムが欠場を強いられた日本時間5月28日の試合も含まれ、ジャイアンツ3連戦がそのまま出場停止の3試合ということになる。

ファムとピーダーソンはレッズの打撃練習中に外野で顔を合わせた。ピーダーソンによると、ピーダーソンとファムは昨年、ファンタジー・フットボールで同じリーグに参加していたが、それに関する言い争いの結果、顔をファムに平手打ちされたという。「不運な状況だったよ。僕たちが昨年参加していたファンタジー・フットボール・リーグが原因なんだ。彼は僕にズルをしているとメッセージを送ってきた。だから、ルールを調べて彼にスクリーンショットを送ったんだ。ルールには違反していなかったからね。しかも、彼も僕と同じことをしていた。それだけのことだよ」とピーダーソンは語る。

ピーダーソンはファムと顔を合わせて直接会話するのはそのときが初めてだったという。「今後、彼と話すことはないと思う。彼も僕と話したくないんじゃないかな。わからないけれどね。たぶん、彼と直接話したのは初めてだったと思う。変な会話になっちゃったし、不運だったよ。大変な1日だった」とピーダーソン。「彼と同じファンタジー・フットボール・リーグに参加することは2度とないだろう」とも話している。

ファムは今季ここまで42試合に出場して打率.233、5本塁打、17打点、OPS.709を記録。一方、ピーダーソンは自身初の1試合3本塁打をマークするなど、今季ここまで36試合に出場して打率.262、11本塁打、25打点、OPS.934と自慢の強打を発揮している。

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