カブス・鈴木誠也が故障者リスト入り 左手薬指の捻挫が回復せず

日本時間5月31日、カブスはダブルヘッダー第1試合終了後に鈴木誠也を10日間の故障者リストに登録した。鈴木は日本時間5月27日のレッズ戦で二塁への盗塁を試みた際に左手薬指を痛めて途中交代。それ以降は欠場が続いていた。デービッド・ロス監督は鈴木の状態について「あまり良くない」とコメント。ダブルヘッダー第1試合の開始前にバットを持ってスイングし、第2試合の開始前には通訳とキャッチボールをしていた鈴木だが、少なくとも10日間は戦列を離れることになった。

鈴木は日本時間5月27日のレッズ戦を最後に試合に出場していないため、故障者リスト入りはその翌日の日本時間5月28日に遡って適用されている。よって、戦列復帰は最短で日本時間6月7日ということになる。

今季の鈴木は、ここまで41試合に出場して打率.245、4本塁打、21打点、3盗塁、出塁率.344、長打率.432、OPS.776を記録。4月は開幕2週目の週間MVPに選出され、月間最優秀新人にも選ばれるなどOPS.934の好スタートを切ったが、5月に入ってからOPS.616と苦しんでいた。

カブスは鈴木の欠場時にラファエル・オルテガを右翼手として起用していたが、日本時間5月31日から23歳の有望株ネルソン・ベラスケスがメジャー昇格。今季マイナーではAA級とAAA級の2階級合計で41試合に出場して打率.253、12本塁打、25打点、9盗塁、OPS.914と粗削りながらもパワフルなプレーを見せており、鈴木の離脱中はこのベラスケスの出場機会が増えることが予想される。

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