毎日新聞の報道に蓮舫氏がツイッター発信

 立憲民主党の蓮舫参院議員は毎日新聞が30日の参院予算委員会について「質問に立った与野党7議員全員が夏の参院選立候補予定の改選議員。政府答弁を引き出すことよりも、自らの主張や実績を強調することに主眼を置いた質疑も目立った・・・国会論戦も『選挙活動』の一環となっている」と「選挙PR露骨な国会質問 予算委に参院選立候補予定者ずらり」との見出しで報じたことに心外との表現こそ使っていないが、31日、憤りをツイッター発信した。

 蓮舫氏は30日午前中に質問に立ち、地方創生臨時交付金の使われ方などに問題があるのではないのか、と政府を追及し、改善を求めた。

 蓮舫氏はツイッターで「この質問が毎日新聞に『PR』と指摘されました。税金の使われ方の具体的事例、総理に直接改善を求める提案、精査し使われない予算を子ども政策や物価高対策に組み替える要請がPRと言うのであれば、なにがPRではない質問でしょうか」と問いかけている。

 蓮舫氏は「私は一貫して予算の使われ方にこだわった調査の上での行革提案をし続けています。その財源があれば子ども予算に組み替えられるとの提案です」と自己の選挙を優位にするため自己PRする国会質問ではない旨をアピールしている。

 ただ「質問に立った与野党7議員全員が夏の参院選立候補予定の改選議員」であることは事実。「政府答弁を引き出すことよりも、自らの主張や実績を強調することに主眼を置いた質疑も目立った」との受け止めは毎日新聞記者の認識で、質問内容の受け止め方はそれぞれとしか言いようがない。筆者も議員によっては用意した質問書を単に読み上げているような(?)議員もいて、質問で政府の回答を引き出すことより、PRが狙いかと思ったものもある。蓮舫氏の質問にはそれはなかった。(編集担当:森高龍二)

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