レイズの至宝ワンダー・フランコが戦線離脱 右大腿四頭筋を痛める

日本時間6月1日、レイズは21歳のスーパースター候補生、ワンダー・フランコを右大腿四頭筋痛で10日間の故障者リストに登録したことを発表した。今季のフランコはシーズンを通して大腿四頭筋やハムストリングの問題に悩まされていたが、日本時間5月31日のレンジャーズ戦で途中交代。当初は故障者リストに登録せず、様子を見る方針だったが、結局故障者リスト入りが発表された。レイズはこれに伴って右腕ショーン・アームストロングを昇格させ、左腕ベン・ボーデンをDFAとしている。

フランコはメジャー2年目の今季、ここまで45試合に出場して打率.270、4本塁打、19打点、4盗塁、出塁率.305、長打率.421、OPS.726を記録。13試合に出場した時点で打率.393(56打数22安打)、OPS1.111という素晴らしい成績を残していたが、大腿四頭筋やハムストリングの故障を抱えながらプレーしていたこともあり、それ以降の32試合では打率.213(122打数26安打)、OPS.552と大幅に成績を落としていた。

日本時間5月31日のレンジャーズ戦では4打数3安打2打点の活躍を見せたフランコだが、9回表に長打性のヒットを放って一塁を回ろうとした際に大腿四頭筋の張りを感じ、代走を送られて途中交代。試合後、通訳のマニー・ナバーロを通じて「故障者リスト入りを避けるためにオフの日を設けたい」との意向を示していたが、最終的には故障者リストに登録するという判断が下された。

「故障者リスト入りするのを恐れていいプレーができていなかった」と今季ここまでの自身のパフォーマンスについて語ったフランコ。マイナー時代から高く評価されてきた実力は新人王投票3位にランクインした昨季すでに証明済みであり、今季序盤の輝きを取り戻すためにはコンディションの回復が最重要であると思われる。故障者リストからの復帰後は今季序盤のような活躍を見せてくれるはずだ。

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