東~北日本 午後は激しい雷雨に注意 きのうより雷雨エリア広がる ひょうが降る所も 沖縄は土砂災害に警戒

3日(金)昼過ぎの発雷確率(ウェザーマップ)

 きょう3日(金)も沖縄や東日本や北日本を中心に大気の状態が非常に不安定になっている。 

 東日本や北日本では午前中、晴れていた所でも午後は天気が急変し、きのうよりも雷雨エリアが広くなりそうだ。急な激しい雷雨や竜巻などの突風、ひょうにも十分な注意が必要となる。

大気非常に不安定 きのうより雷雨エリア拡大

3日(金)午前11時現在発表中の雷注意報(ウェザーマップ)

 午前11時現在、沖縄や、関東北部から東北を中心に雨雲がかかっている。局地的に雨雲が発達しており、東日本から北日本の広い範囲に「雷注意報」が発表されている。

3日(金)昼過ぎの天気分布(ウェザーマップ)

 午後も東日本や北日本では平野部でも雨雲がわきやすく、あちらこちらで雷雨になる見通し。 

 きのう雨が降らずに済んだ所でも、きょうは天気が急変するおそれがあり、雷雨のエリアが広くなりそうだ。急な激しい雷雨や竜巻などの突風に十分な注意が必要となる。

ひょうが降るおそれも 農作物の管理などに注意

埼玉県本庄市 6月2日18時過ぎ(ウェザーマップ)

 きのうは埼玉県など関東地方で雪のように「ひょう」が積もった所があった。 また、ゴルフボール大の大きなひょうが降り、窓ガラスが割れてしまった所もあったが、きょうも東日本や北日本では激しい雨だけでなく、ひょうが降るおそれがある。農作物や建物に影響を及ぼすおそれもあるため、注意が必要だ。

積乱雲が近づくサイン(気象庁提供)

 雷雨やひょうをもたらす発達した積乱雲は近づく時に予兆があるため、見逃さないようにしたい。 

 黒い雲が近づいてきたり、雷の音が聞こえたり、急に冷たい風が吹いたら、速やかに安全な建物に入るなど安全確保に努めてほしい。

沖縄は雨続く 土砂災害などに警戒

3日(金)正午と午後3時の雨の予想(ウェザーマップ)

 梅雨前線が停滞している沖縄では雨が続いている。 

 すでに平年を上回る雨量となっているが、沖縄付近が雨雲の通り道となっているため、このあとも断続的に雨となりそうだ。沖縄本島北部を中心に、夕方までは土砂災害に注意、警戒が必要となる。(気象予報士・多胡安那

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