レイズがカージナルス3連戦をスイープ 1時間54分の“爆速試合”に

【カージナルス1-2レイズ】@トロピカーナ・フィールド

レイズがカージナルスを2対1で破り、本拠地トロピカーナ・フィールドでの3連戦をスイープした。レイズ先発のシェーン・マクラナハンは8回94球を投げて被安打2、奪三振9、与四球1、失点1(自責点0)の快投で7勝目(2敗)をマークし、2番手のジェイソン・アダムが2セーブ目、カージナルス先発のマイルズ・マイコラスが8回2失点完投ながら4敗目(4勝)。なお、両先発投手の好投により、試合はわずか1時間54分で終了した。

3回までに両先発投手が許した走者は2回表先頭のアルバート・プホルスの二塁打だけ。緊迫した投手戦になった一戦は、4回裏一死1塁から崔志萬(チェ・ジマン)の5号2ランでレイズが先制した。反撃したいカージナルスは6回表二死から四球とヒットで1・2塁のチャンスを作り、プホルスの打球がマクラナハンの送球ミスを誘って二塁走者が生還。しかし、続く二死2・3塁の場面ではタイラー・オニールがセンターライナーに倒れ、9回表一死1塁からオニールが今度はセカンドゴロ併殺打に打ち取られて試合終了となった。

各部門で好成績を残し、サイ・ヤング賞の有力候補にも挙げられているマクラナハンだが、「気にしていない。僕はただ勝ちたいだけさ。10月に投げたいし、チームが目標を達成するのを手助けしたいんだ」と個人成績については無関心を貫いている。決勝弾を放った崔志萬はそんな若きエース左腕のことを「チームで最高のピッチャーだ。30球団のなかでも彼が最高のピッチャーだと思う」と絶賛した。

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