県や上越市によると、上越市の海岸に１０日、大量の注射器が漂着しているのが確認された。１１日にも漂着が確認され、危険なため発見しても手を触れないよう呼び掛けている。
１０日に確認された注射器は、市が大潟区の海岸で計３８本。海岸を管理する県上越地域振興局が関川河口の東側で約１００本、西側で約２０本をいずれも回収済み。また、１１日に直江津地区で行われた早朝海岸清掃では、注射器１１本と針６本が回収された。
１１日に見つかった注射器にはロシア語とみられる表記があった。日本海側ではここ数週間、広い範囲で注射器の漂着が相次いでいる。
◇発見しても触れないで 市などに連絡を
市は防災行政無線をはじめ安全メールやホームページで注意喚起を行った。同市生活環境課は「けがや感染症につながる恐れがあるので、発見した場合は手を触れず、市や総合事務所に連絡してほしい」としている。
