黒田副知事 退任へ 大分

 県の黒田秀郎副知事が、厚生労働省に帰任するため、今月中に任期の途中で退任することが分かりました。

 北九州市出身の黒田秀郎副知事(54)はおととしの7月、厚労省老健局総務課から大分県の副知事に就任し新型コロナ患者の病床確保やPCR検査体制の強化などに尽力してきました。高齢者の生きがいづくりを促す「通いの場」を発掘し、支援するなど、厚労省での経験を生かし、大分県を「健康寿命日本一」に導いています。退任の理由については、厚労省から帰任させたいとの要請が県にあったためだということです。

 黒田秀郎副知事
 「健康寿命が日本一になり、子育て満足度も全国上位になった。これからのポストコロナの社会づくりに大分にモデルになってほしいし立場を変えてもその役に少しでもたてたら」

 

後任候補は、同じく厚生労働省で大臣官房参事官を務める吉田一生さん(48)で、今月29日に議会に諮るということです。

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