川崎のカリタス幼稚園 18日に地域住民向け新園舎見学会 子育て支援拠点目指す

新園舎に整備された「神さまのお部屋」=川崎市多摩区のカリタス幼稚園(同園提供)

 2月末に新園舎が完成した私立カリタス幼稚園(川崎市多摩区中野島)は18日、近隣住民向けの見学会を開く。敷地に花や木が豊かな「カリタスの森」も8月末完成を目指して整備予定で、地域の子育て支援の拠点を目指し、住民に新園舎を紹介するため開催を決めた。

 新園舎は老朽化した旧園舎近くに建設した。鉄筋コンクリート造り(一部鉄骨造り)の地上2階建て。園舎面積は約2660平方メートル。ステンドグラスを備え、祈る心を育む「神さまのお部屋」、六つの保育室、音楽室、7千冊の蔵書がある図書室、開放感のあるオープンスペースも備えた。

 加藤美保事務長は「新園舎はスペースが広くなり、教員が未就園児の成育などの相談に応じるコーナーも設けた。遊びに来てもらうだけでもよいので、地域の子育てに役立つ場所として活用してもらいたい」と呼びかけている。

 見学会は事前申込制で、午前9時半~同11時半(時間内出入り自由)。未就園児向けに、持参したペットボトルやカップを使ったマラカス作りも行う。申し込みは、17日までに同園電話044(922)2526か、ファクス044(900)8846、メールc-info@caritas-kinder.ed.jpで、名前と電話番号を伝える。

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