ファンケルが国内初、環境配慮型ラックを全直営店舗で導入 温室効果ガス3割削減

16日に導入された環境配慮型のラック。国内では初めてという(ファンケル提供)

 ファンケル(横浜市中区)は16日、全直営店舗のサプリメントラックを、紙パウダーが主原料の「MAPKA(マプカ)」を使った環境配慮型ラックに切り替える。

 マプカは、プラスチック原料に微細な紙パウダーを51%混ぜて作る新素材。紙製品として処理ができるのが特徴だ。

 従来のアクリル樹脂と比べ、製造から焼却までの過程の温室効果ガス排出量が約30%削減されるほか、強度に優れ、破損のリスクが少ない。採用するのは、国内で初めてという。

 2018年に「サステナブル宣言」を掲げ、持続可能な活動を展開するファンケルグループ。担当者は、「環境に配慮した取り組みについては、今後もできることから行っていきたい」と話している。

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