【不在者投票】簡単3STEP!不在者投票のやりかたまとめ【参院選2022】

2022年6月22日に参議院議員通常選挙が公示され、7月10日に投開票が行われます。

「不在者投票」という投票方法をご存知でしょうか?
選挙期間に出張や旅行に行く、別の場所に滞在している場合などは不在者投票という選挙期日に投票所に行かなくても投票できる方法があります。

不在者投票は手続きが面倒、分かりにくいと思われがちで、そのイメージから投票を諦めてしまう人もいらっしゃいます。
しかし手続き方法を理解してしまえば、誰でも遠くの土地からでも選挙権を行使できる便利な制度なのです。

本記事では、不在者投票の手順を3つのステップに分けて説明します。

不在者投票の対象者とは?

不在者投票は選挙期間中に別の場所に滞在しており、開票までに投票ができない人が対象です。例えば、以下のようなケースが当てはまります。

  • 出張で名簿登録地以外の市区町村にいる人
  • 実家から住民票を移していない一人暮らしの大学生
  • 引っ越しをしたばかりで住民票を移してから3ヶ月未満の人
  • 指定施設(病院や老人ホームなど)に入院・入所している人

不在者投票のやり方3STEP

不在者投票は通常の選挙と比べると必要になる作業が複数ありますが、1つ1つの手順は、難しくありません。
この記事を読めば初めての不在者投票でも安心して進めることができます。

1.住民票のある地域の「不在者投票の投票用紙等の請求書兼宣誓書」を入手する

不在者投票は自宅に届く投票用紙だけでは行うことができません。

最初の手続きは、住民票のある地域の「不在者投票の投票用紙等の請求書兼宣誓書」(以下、請求書)の入手です。

請求書は、各地の選挙管理委員会のホームページからダウンロード、選挙管理委員会に直接依頼して郵送等で入手できます。

2.「不在者投票の投票用紙等の請求書兼宣誓書」に必要事項を記入して選挙管理委員会へ郵送する

請求書に投票に行けない理由・現在滞在している住所・元々住んでいる住所等を記入します。記入が終わったら、住民票のある地域の選挙管理委員会に郵送します。
選挙管理委員会で請求書が受理されるまでは数日かかりますので、早めの郵送がおすすめです。

3.選挙管理委員会から届く「投票用紙、投票用封筒及び不在者投票証明書」を持って現在地の不在者投票所で投票する

請求書が受理されると、住民票のある地域の選挙管理委員会から「投票用紙、投票用封筒及び不在者投票証明書」が入った封筒が届きます。
受け取るときには、本人確認が必要になります。すぐに受け取れなかった場合は不在連絡票に従って郵便局などで受け取ります。
ただし「投票用紙への事前記入」「封筒の中にある不在者投票証明書の開封」は行わないでください。

投票用紙などを受け取ることができたら、現在滞在している地域の不在者投票所で投票します(指定施設に入院・入所している方はその施設内での投票もできます)不在者投票所は現在地の選挙管理委員会で指定されているため、事前に確認しておきましょう。

なお、不在者投票された投票用紙は住民票のある地域の選挙管理委員会へ郵送されるため、開票までに届かなければ棄権扱いとなってしまいます。
投票日の5日前くらいには投票できるように準備しておく必要があります。

不在者投票では請求書の郵送と投票券の発送という2回の郵送手続きがあるため、時間に余裕を持って手続きを進めましょう。

不在者投票の対象者・やりかたまとめ

不在者投票は選挙期間中に別の場所に滞在しており、開票までに投票ができない人が対象です。

手順は3STEPでOKです。

  • 住民票のある地域の「不在者投票の投票用紙等の請求書兼宣誓書」を入手する
  • 「不在者投票の投票用紙等の請求書兼宣誓書」に必要事項を記入して選挙管理委員会へ郵送する
  • 選挙管理委員会から届く「投票用紙、投票用封筒及び不在者投票証明書」を持って現在地の不在者投票所で投票する

不在者投票の手続き自体は簡単ですが、「不在者投票の投票用紙等の請求書兼宣誓書」の記入や選挙管理委員会への郵送と投票用紙の発送など投票が終わるまでに時間がかかります。

選挙の投開票日が決まってから不在者投票が必要だと分かったら、早めの手続きを行いましょう。

【参考】総務省|投票制度 – 選挙

【参考】総務省|引っ越して3ヶ月経たずに選挙があるとき、投票はどうしたらいいの?

【参考】不在者投票制度/東浦町

(執筆協力:中村大地

 

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