夏菜、新川優愛、白洲迅が「個人差あります」でトリプル主演。“異性化”を通して恋愛・結婚・夫婦の在り方を問う新機軸のラブストーリー

夏菜、新川優愛、白洲迅が、フジテレビ系で8月6日にスタートする連続ドラマ「個人差あります」(土曜午後11:40=東海テレビ制作)でトリプル主演することが分かった。

ドラマは、日暮キノコ氏の漫画「個人差あり〼」(講談社「週刊モーニング」所載)を原作に、突如性別が変わってしまう“異性化”に翻弄(ほんろう)される夫婦を主人公に、夫婦や恋愛の多様な在り方を描くラブストーリー。

サラリーマンの磯森晶(白洲)は、小説家の妻・苑子(新川)と2人暮らしで、幸せなはずだが、どこか冷めた夫婦生活を送っていた。ところがある日、瀕死の状態になったことをきっかけに、晶は女性になってしまう。それは、身体的性別が変わってしまう“異性化”だった。晶は「異性化証明書」をもらい社会復帰するが、初めてのブラジャーに初めての化粧、そして初めて男性を意識するという感情も芽生えだす。妻・苑子は、どんどん女性になっていく夫に戸惑いながらも変化を受け入れ、夫婦を続けるが…。

夏菜は、異性化した女性の晶を、異性化前の白洲と“2人1役”で演じる。出産後初のドラマ主演に夏菜は「信じられないほどセリフを覚える時間がないので、現場に入るのが恐ろしいというのが正直な気持ちです(笑)。その半面、久しぶりの現場でワクワクしていて、早起きも得意になりました(笑)」と声を弾ませ、物語については「台本を読んで、男役!? えええ!?っとなりましたが、読み進めて行くほどに深い愛の話なんだなと。これはすごくすごく、難しく、今までやってきた役の中で一番難しいかもしれないです。何度も何度も台本を読んで、咀嚼(そしゃく)して、???となって、また読んで…、その繰り返しの日々です」と役作りに真摯(しんし)に挑んでいる。

続けて、「優愛ちゃんとは共演経験があります。今回は夫婦役なのでいい距離感でできたらなと思います。白洲さんは初めましてですが、2人1役ということで息を合わせなくてはいけないなーっと。リハーサルで『どんな癖にする?』など、早速いろいろ話をしました。二人三脚で頑張ります!」と共演者とのコミュニケーションを大切にしつつ、「晶は、男性・女性といった固定概念にぶつかりながら、本当の自分を見つけ出そうとします。夫婦って一体なんだろう?ということ、そして人が人を愛するということ、自分自身を愛するということの大切さをこの作品を通して伝えていけたらなと思います。私としてもかなり、挑戦的な役だと思っています。この山を登りきりたいです! ぜひ、晶の成長、夫婦の成長を見守ってください」と呼び掛けた。

一方、白洲は「また変わった役が来たなぁと(笑)。ワクワクしながら台本を読ませていただきました。ある日突然性別が変わってしまう、異性化が存在する世界。非現実的な設定にもかかわらず、人間模様を細かく描いた説得力のある世界観がとても面白く感じました」と作品の印象を語り、「異性化してしまう磯森晶を演じますが、とても素直な人間だなと感じました。ものすごく素直に苦悩しながら、受け入れながら、素直にそれを行ったり来たりする。僕も素直に演じながら、夏菜さんと晶を作っていけたらと思います」と意気込む。

加えて「異性化というフィルターを通すからこそ、見えてくる夫婦の在り方であったり、人間模様を丁寧に描いていけたらと思っております。ぜひご夫婦であったり、友人、仕事仲間、自分の大切な人と見ていただけたらうれしいです」とアピールしている。

そして、夫が突然異性化したが、離婚の意志はなく、2人でこの難局を乗り切ろうと化粧を教えたり、女性として暮らせるよう懸命に支える妻・苑子に扮(ふん)する新川は、「私が演じる苑子は、夫・晶をとても大切に思っています。何事も壁にぶつかった時、相手のことを大切に思っている人ほど、当事者と一緒に悩んでもがくと思います。夏菜さんと白洲さんが演じる、どちらの晶も大切にしながら、強くて心(しん)のある女性を演じたいと思います」と述べ、「お二人ともご一緒していて、夏菜さんはドラマとバラエティー番組で共演。いつも周りを明るくしてくれていました。また白洲さんは数年前にドラマで共演、おおらかでいつもニコニコされているイメージです。本作は新しい形で、友人、夫婦、パートナーとの大切なつながりを描いていきます。好きな人や物、大切なことに対して、自分に正直に真っすぐな気持ちで進める人が1人でも増えたらうれしいです」と思いを伝えている。

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