味の素 川崎など3工場で9月から見学再開 コロナ禍で3年ぶり 小5対象

川崎工場の見学コースの一つとなっている味の素グループうま味体験館(同社提供)

 味の素(東京都)は、川崎工場(川崎市川崎区)など3工場で、小学5年生対象の社会科見学の受け入れを9月から再開する。新型コロナウイルス感染拡大を受け、2020年3月に見学ツアーを休止して以来、約3年ぶりの実施となる。

 7月5日から受け付けを開始する。再開に伴い、文部科学省が定める学習指導要領を踏まえ、内容を変更した。

 川崎工場では、複数の施設を見学しながら、商品が作られ、消費者に届くまでのサプライチェーン(供給網)について学ぶ。また、児童が“記者”として施設の情報や最新映像、座学を通し、工場で商品を作る工夫や働く人の思いを取材。新しい発見や、学ぶ楽しさを体感するきっかけにしてもらう。

 見学は午前と午後の2回に分け、各回3クラス(100人程度)で行う。所要時間は120分(予定)。

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