ツーバーナーは調理好きなオートキャンパーのマストアイテム! 今回はツーバーナーの代名詞的存在とも言える『413Hパワーハウス(R)ツーバーナー』をはじめとした、コールマンのツーバーナーをご紹介します。ガソリン式とガス缶式の違いも解説していますので、しっかり理解してあなたのキャンプスタイルにマッチしたツーバーナーを選びましょう!
やっぱりコールマンのツーバーナーがいい! 愛され続けるワケ
日本で最も知名度が高いと言っても過言ではない、アウトドアブランド『Coleman(コールマン)』。アメリカで誕生してから約120年もの間、業界トップを走り続けています。
今回ご紹介する「ツーバーナー」とは、同時に2つの鍋で調理できる2口コンロのことを言い、コールマンのツーバーナーがその一時代を築いてきたと言っても良いでしょう。
各メーカーから魅力的なツーバーナーが登場する今もなお、コールマンのツーバーナーは相変わらず人気を博しています。
まずはその人気の理由から探ってみましょう。
人気の理由① 優れた品質と耐久性
まずは、確かな品質と耐久性です。
コールマン製品はシンプル構造でとにかく丈夫!メンテナンスをしながら長く愛用できるので、ビンテージ品も人気なんです。
ハピキャンライターが愛用している40年前のツーバーナーも未だ現役とのこと。子供のように大切に手をかけながら育てていきたくなるアイテムです。
人気の理由② 寒冷地にも対応するハイパワー
コールマンのツーバーナーと言えば、ガソリン式の『413Hパワーハウス(R)ツーバーナー』。
手軽に使えるガス缶式に加え、厳冬期にも活躍するガソリン式ツーバーナーも選べるのはコールマンだけ!
キャンパーにはお馴染みの『Iwatni/タフまる』の火力が2,800kcal/hのところ、コールマンのツーバーナーはガソリン式もガス缶式も、MAX時3,500kcal/hを発揮します。
ガソリン式のサブバーナーだけ2,750kcal/hと火力が落ちるものの、充分な火力です!
人気の理由③ いつの時代も受け入れられるデザイン性
ビンテージ品が人気なことからもわかる通り、コールマンの高いデザイン性も愛される理由のひとつと言えます。
クラシカルな雰囲気を持ちつつ、現代のオシャレなギアにも溶け込む洗練された佇まいはコールマンならでは!
次世代に受け継いでも喜ばれるギアであること間違いありません。
燃料はガソリンorガス缶! それぞれのメリット・デメリットをチェック
ここからはツーバーナーを選ぶにあたり、注意したいポイントである「燃料」について解説します!
コールマンのツーバーナーで使用する燃料は、「ガソリン」と「ガス缶」の2種類です。
- ガソリン・・・ホワイトガソリン
- ガス缶・・・LP(液化石油)ガス
コールマンのツーバーナーではコロンとした形状のOD(アウトドア)缶を使用
ガソリンとガス缶のメリットとデメリットを理解した上で、どちらが良いか選びましょう!
- 寒冷地でも使用できるハイパワー
- OD缶に比べて安い
- 必要量だけ運べるのでコンパクト
- 使用前にガソリンを入れたり
ポンピング作業が必要
- OD缶をセットするだけで使える
- 初心者にも簡単
- ガソリンに比べて燃料費が高い
- 寒冷地や高所でパワーが低下する
この表から、どんな人にどちらの燃料が向いているかをまとめてみます。
【ガソリン式ツーバーナーをおすすめする人】
- 季節を問わずキャンプ調理をハイパワーで楽しみたい人
- コスパの良い燃料を求めている人
- ポンピングなどの一手間を楽しめる人
- 他の燃料系アイテムもガソリンを使用している人(同じ燃料を使い回せるので便利!)
【ガス式ツーバーナーをおすすめする人】
- 手軽にツーバーナーを使いたい人
- 気候の良い季節にキャンプを楽しみたい人
- 他の燃料系アイテムもガス缶を使用している人(同じ燃料を使い回せるので便利!)
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ダッチオーブンや鉄板を使いたい人は、ガソリン式をチョイスしてください!詳しくはこの後の「Q&A」で解説します。
燃料の他には、ツーバーナーの収納時サイズもチェックして、車載スペースを確保できるか確認しておきましょう!
ガソリン式ツーバーナーにはメンテナンスが必須! ポンプカップの交換など
30年以上も使い続けている愛用者も多い、コールマンのガソリン式ツーバーナー。一方で、「メンテナンスが大変そう」とネガティブなイメージを持つ人も多い印象です。
そこで、主なメンテナンスを2つ紹介します!
意外にも、ひとつひとつの作業は難しくないんですよ。
ポンプカップの交換
使用しているうちに劣化してしまったポンプカップを交換します。ポンピングする部分を取り外し、中のポンプカップを新しいものに交換すればOK!
燃料バルブの増し締め
燃料バルブの根本からガソリンが漏れてしまう時は、専用レンチでナットを締めます。
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公式のYou Tubeなどを参考にすれば初心者でも簡単に挑戦できますので、安心してくださいね!
コールマンのツーバーナーにまつわるQ&A! ダッチオーブンは使える? ケースはある?
商品をご紹介する前に、コールマンのツーバーナーに関するよくある質問に回答します!
Q.ダッチオーブンや鉄板は使えるの?
ガソリン式の『413Hパワーハウス(R)ツーバーナーストーブ』と『パワーハウス(R) ツーバーナーストーブ』では、ダッチオーブンや鉄板を使用できます!
ただし、ガス缶式ツーバーナーでの使用は控えましょう。
なぜなら、ダッチオーブンや鉄板などの鉄製品は輻射熱を発するため、ガス缶を温めてしまいます。その結果、爆発する可能性が出てきてしまうため、危険なんです!
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実際にガス缶の爆発事故はキャンプで起こっています。
ダッチオーブンや鉄板を使用したい人は、ガソリン式を選びましょう!
Q.専用のケースはある?
コールマンの専用ケースの他、Amazonではジャストサイズの安価なケースが販売されているようです。
コールマンのツーバーナー6選! ガソリン式?ガス缶式?オシャレカラーにも注目
それでは、ここからはコールマンのツーバーナーを6つご紹介。
まずはスペックの比較から。次のページからは、ひとつひとつをガッツリ解説します!
1. 在庫があるうちに名作をゲットしよう!『413Hパワーハウス(R)ツーバーナー』
歴代のキャンパーたちに愛されてきたガソリン式の『413Hパワーハウス(R)ツーバーナー』がついに在庫限りとなりました!
リニューアル版は3つ目でご紹介する『パワーハウス(R) ツーバーナーストーブ』ですが、デザインが一部変更されただけなので、あえて『413Hパワーハウス(R)ツーバーナー』を選ぶのも良いでしょう。
シンプル構造で長持ちし、低温下でも強い火力を安定的に発揮します。ダッチオーブンや鉄板調理も可能なので、あらゆるシーンで幅広い調理に対応可能です!
2. 限定品!『120thアニバーサリー413Hパワーハウス(R)ツーバーナー』
120周年記念に作られたレッド一色のガソリン式ツーバーナー、『120thアニバーサリー413Hパワーハウス(R)ツーバーナー』。
寒冷期でも安定したハイパワーを発揮し、自然の中でよく映え、主役級ギアとして抜群の存在感を放ちます。
コールマン好きにはたまらない限定品ですが、公式HPではすでに取り扱いがなくAmazonでは価格が高騰しているのが残念……。
3. 『413H』がリニューアル! 『パワーハウス(R) ツーバーナーストーブ』
『413Hパワーハウス(R)ツーバーナー』のリニューアルモデルです。
メタルキャップ、デカール、火力コントロールノブが、よりクラシックなデザインに変更されています。
サイズや重量、性能面においても従来品と変わらないため、デザインの好みで選ぶと良いでしょう。
強力な火力によって短時間で調理ができる上、燃料コストも抑えられるのは嬉しいですね!
4. 手軽さとコンパクトさが魅力! 『パワーハウス(R)LP ツーバーナーストーブ Ⅱ』
ここからは、ガス缶を使用したツーバーナー『パワーハウス(R)LP ツーバーナーストーブ Ⅱ』を3カラーご紹介!
まずはベーシックなグリーン。このシリーズはガソリン式と比較してコンパクトな上、持ち手が付いており携帯性に優れています。
寒冷地でも圧倒的パワーを発揮するガソリン式と比較すると頼りなく感じるものの、持ち出しやすさやスタイリッシュな見た目は大きな魅力と言えるでしょう!
5. レッドが映える『パワーハウス(R)LP ツーバーナーストーブ Ⅱ(レッド)』
続いて、鮮やかなレッドの『パワーハウス(R)LP ツーバーナーストーブ Ⅱ』です。
キャンプギアのカラーを数色に絞りアクセントカラーを取り入れると、キャンプサイトがオシャレにキマります。そんなアクセントカラーとして優秀なのが、こちらのレッド!
目を引きつつ他のカラーとの馴染みもよく、オシャレキャンパーの中には赤をうまく取り入れている人をよく見かけます。
キャンプサイトにアクセントが欲しいという方は、思い切って赤のツーバーナーを取り入れてみてはいかがでしょうか?
6. オシャレカラー『パワーハウスLPツーバーナーストーブⅡ(バターナッツ)』
最後にご紹介するのは、バターナッツです。
ブラウンやベージュ好きな方にはたまらなく可愛く感じることでしょう!
同色のクーラーボックスやウォータージャグなども非常に人気で、このシリーズのギアを並べるとオシャレかつキュートなサイトコーディネートが完成します!
ツーバーナーと一緒にスタンドもチェック! グリルという選択肢もいかが?
ツーバーナーを使用する際にはキッチンテーブル(スタンド)があると便利です。
加えて、最近はアメリカ式BBQができるグリルを購入する人も増えていますので、あわせてチェックしてみてください!
1.『オールインワンキッチンテーブル』
リーズナブルで使い勝手の良い『オールインワンキッチンテーブル』。ランタンハンガーに加え、お玉やフライ返しなどを吊るすツールフックが付いています。
テーブル下には調理器具や食材も置くことができるので、不便なキャンプでの調理が楽しくなりますよ!
『オールインワンキッチンテーブル』スペック
- 使用時サイズ:約149×55.5×170/190(h)cm(テーブル/約80×54×80(h)cm)
- 収納時サイズ:約80×11×28(h)cm
- 重量:約6.7kg
- 材質:フレーム/アルミニウム 天板/メラミン加工合板 シェルフ/スチール
- 耐荷重:テーブル/約30kg シェルフ/約25kg
- 価格(税込):17,800円
2. 『ワンタッチキッチンテーブル』
『ワンタッチキッチンテーブル』は天板に竹集成材を使用した高級感のあるキッチンテーブルです。購入できるのは公式オンラインストアのみ。
テーブルが広々としているので、お家のキッチンのようにストレスなく調理できそうですね!
オシャレで便利なキッチンを作りたい人は、ぜひチェックしてみてください。
『ワンタッチキッチンテーブル』スペック
- 使用時サイズ:テーブル/約170×50×83/183(h)cm
調理台/約100×45×83(h)cm
バーナースタンド/約48×70×70(h)cm - 収納時サイズ:約50×12.5×82(h)cm
- 重量:約9.4kg
- 材質:天板/竹集成材 フレーム/アルミニウム
- 仕様:キッチンテーブル、ネット×1、ランタンポール、バーナースタンド、ツールハンガー
- 耐荷重:約30kg
- 価格(税込):29,900円
▼こちらの記事で『ワンタッチキッチンテーブル』をレビューしています!気になった方はどんな使い方をしているかチェックしてみてください。
3. 『ロードトリップ(R) グリル LXE-JⅡ』
最後に、アメリカ式のBBQを堪能できる電動グリル『ロードトリップ(R) グリル LXE-JⅡ』をご紹介!
蓋が付いているのでオーブン調理や燻製作りもでき、キャンプ飯&BBQ料理の幅が広がります。
サイズは大きめですが、ホイールのお陰で移動はラクにできますよ!
『ロードトリップ(R) グリル LXE-JⅡ(ブラック)』スペック
- 火力:最高時約5,000kcal/h(約2,500kcal/h×2)
(スーパーガス最大出力時) - ガス消費量:約420g/h(約210g/h×2)
(スーパーガス最大出力時) - 燃焼時間:約2~4時間(470g缶×2本使用時)
- 使用時サイズ:約118×46×112.5(h)cm
- 重量:約18kg
- 価格(税込):47,900円
メンテナンスしながら長く使えるコールマンのツーバーナーでキャンプ料理を楽しもう
今回は、時代を越えて愛され続けるコールマンのツーバーナーをご紹介しました!
メンテナンスに関しては面倒に感じる人もいると思いますが、このひと手間がキャンプの醍醐味だったりするんですよね♪
キャンプ調理をラクに楽しくしてくれるツーバーナーをゲットして、大切に育てていきましょう!