海の環境保全に思い フォッサマグナミュージアムでアート展示や活動紹介など

 糸魚川市一の宮のフォッサマグナミュージアム研修室で2日、企画展「海のアート展~海の未来とSDGs~」(糸魚川ジオパーク協議会、同館主催、マリンフレンズプロジェクト、株式会社イールー共催)が開幕した。8月31日まで。

オープニングセレモニーのテープカット

 会場には同市在住のリアン・スプラットさん(オーストラリア出身)の制作した「海ごみアート」展示をはじめ、磯部小児童、筒石保育園児による作品、市内SDGs(持続可能な開発目標)活動の紹介パネル、「国連海洋科学の10年」などに関する資料・映像などを展示。体験コーナーも設けられている。
 オープニングセレモニーでは、思いを記したTシャツを着こなし、同協議会長の米田徹市長、リアンさん、靏本修一教育長、磯部小児童代表、「子ども学迎員」代表が記念テープカットを実施。引き続きリアンさん、同市の香取拓馬学芸員が展示解説を行った。
 米田市長は「きょうがスタートの日。未来につなげる活動になる」と期待。リアンさんは企画に感謝し「糸魚川が、日本の海の環境保全活動のリーダーに」と広がりを願った。

展示解説であいさつするリアンさん(左)

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