ヴァージン・オービット、米国宇宙軍のミッションで衛星7機の打ち上げに成功

【▲ 空中発射型ロケット「ランチャーワン」を左翼下に搭載した母機「コズミックガール」(Credit: Virgin Orbit / Dae Dae)】

ヴァージン・オービットは日本時間2022年7月2日に、空中発射型ロケット「ランチャーワン」の打ち上げを実施しました。搭載されていた人工衛星は予定されていた軌道へ無事投入されたことが、同社のウェブサイトやSNSにて報告されています。

打ち上げに関する情報は以下の通りです。

■ランチャーワン(Straight Up)

打ち上げ日時:日本時間2022年7月2日15時53分【成功】
発射場:モハーベ航空宇宙空港 ※(アメリカ)
ペイロード:試験衛星7機

※…同港を離陸した母機「コズミックガール」からの空中発射

ヴァージン・オービットによると、今回の打ち上げミッション「Straight Up」は子会社のヴァージン・オービット・ナショナル・システムズ(Virgin Orbit National Systems、旧VOX Space)が2020年4月に契約を獲得した米国宇宙軍の3つの打ち上げミッションのひとつで、米国宇宙軍でのミッション名は「STP-28A」となります。

搭載されていたのはアメリカ航空宇宙局(NASA)が支援する教育目的の打ち上げプログラム「ELaNa」(Educational Launch of Nanosatellites)に選定された衛星2機をはじめとした複数の政府機関からの衛星7機で、新型の衛星バス・宇宙領域認識(宇宙状況認識)・無線技術の実証実験が目的とされています。

Source

  • Image Credit: Virgin Orbit / Dae Dae
  • Virgin Orbit \- VIRGIN ORBIT SUCCESSFULLY LAUNCHES ‘STRAIGHT UP’ MISSION

文/sorae編集部 速報班

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