レッズがサヨナラで投手戦制す 復帰のメッツ・シャーザーは6回11K

【メッツ0-1xレッズ】@グレートアメリカン・ボールパーク

レッズは両チーム無得点で迎えた9回裏に犠牲フライでサヨナラ勝利。復帰登板となったメッツのマックス・シャーザーと、期待のルーキー左腕ニック・ロドロのマッチアップが注目された好カードを制した。9回表を抑えたレッズ5番手のハンター・ストリックランドが2勝目(2敗)をマークし、メッツ4番手のセス・ルーゴに2敗目(1勝)が記録されている。

レッズの先発ロドロが1回表を3奪三振で終えると、左脇腹痛からの復帰登板となったシャーザーも1回裏を完璧に抑える素晴らしい立ち上がりを見せる。シャーザーは2回裏に一死1・2塁のピンチを迎えるが、ライトフライと見逃し三振で切り抜けると、その後は6回まで2塁を踏ませない安定感抜群の投球。6回79球、被安打2、与四球0、奪三振11の素晴らしい内容で余裕を持ってマウンドを降りる。ロドロもランナーを許しながら8奪三振で5回途中無失点に抑え、試合はブルペン勝負となった。

その後も両チーム決め手を欠き、タイブレークにもつれるかと思われた投手戦だったが、9回裏に先頭トミー・ファムの二塁打からレッズが無死満塁のチャンスを作ると、最後はマイク・ムスタカスの犠牲フライでサヨナラ勝利。レッズが厳しい接戦をものにした。敗れたメッツはこれで同地区2位のブレーブスに2.5ゲーム差まで迫られたが、万全な状態でのシャーザー復帰は好材料。右肩甲骨のストレス反応で戦列を離れていたジェイコブ・デグロムも、すでにリハビリ登板を開始しており復帰間近。二枚看板の力でここから再び勢いに乗りたいところだ。

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