「糸魚川の海」アピール キャラバン隊 長野県へ

 糸魚川市内の親不知、糸魚川、大和川、能生、百川、びびら浜の6海水浴場関係者らで組織する「海の魅力アップ推進委員会」は6日、市観光大使「ヒスイレディ」ら3人による海の魅力の情報発信活動「長野県メディアキャラバン」を実施した。
 同活動は、新型コロナウイルス感染症の影響でPR活動が制約を受けてきたが、コロナ感染が一定の落ち付きを見せる中で、夏季の誘客促進を図る事業として企画した。長野県への観光キャラバンは3年ぶり。

「長野県メディアキャラバン」出発式に臨むヒスイレディの渡邉幸さんら3人

 市のまとめによると、市内海水浴入り込み客数は、昨年(令和3年)が7万1000人、一昨年(同2年)が5万8000人。コロナ禍前だった3年前(同元年)の12万4000人に比べ、大きく落ち込んでいる。 
 糸魚川駅アルプス口の糸魚川ジオステーション「ジオパル」インフォメーションセンターで同日早朝、出発式が行われ、ヒスイレディの渡邉幸さん、糸魚川市商工観光課の伊井唯人主事、市観光協会の岡田一貴課長補佐の3人が参加。渡邉さんは、青海、糸魚川、能生の3地域にある海水浴場の特徴、ヒスイなど石拾いの楽しさに触れ、「糸魚川の海にたくさん来ていただけるよう、頑張ってPRしたい」と意気込みを話した。
 アルプス口で3人を見送った市観光協会の杉野尚事務局長は「梅雨明けが早く、天気にも恵まれている。糸魚川の観光の中心といえば、やはり夏の海。海の魅力を生かし交流人口の拡大につなげたい」と期待を込めた。
 3人は、長野市内の信濃毎日新聞社本社、時事通信社長野支社、長野日報長野支社を訪問、取材対応を受けた。

◇海水浴場などパンフで紹介
 同委員会は今回、パンフレット「糸魚川の海へ行こう‼2022夏」を作成した。6海水浴場の概要、海の家・浜茶屋、定期観光バス「ひすい見つけ隊」などを紹介している。問い合わせは市観光協会(電025・555・7344)、市商工観光課(電025・552・1511)へ。

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