海水浴場開設しない海岸 神奈川県が警備員配置 水難事故対策、ドローン活用も

 夏場の水難事故を防ごうと、神奈川県は海水浴場が開設されない海岸などに警備員を配置すると明らかにした。配置するのは、海水浴場が開設されない三浦市内の三浦海岸、大浦、横堀の3カ所のほか、海水浴場開設前の県管理の海岸。

 既に配置を始めており、三浦市内の3カ所の期間は8月21日までの毎日と同27、28の両日まで。土日を中心に人出の増加が見込まれる日は、ライフセーバーも配置する。

 長浜(横須賀市)、和田(三浦市)、荒井浜(同)、辻堂(藤沢市)、湘南ベルマーレひらつかビーチパーク(平塚市)、御幸の浜(小田原市)、湯河原(湯河原町)の海水浴場でも、開設日の前日まで同様の対応を取る。三浦海岸では土日を中心にドローンを活用した監視も実施する。

 黒岩祐治知事は6日の会見で「今年は梅雨明けが統計開始以来最も早く、暑い日が続いており、海水浴場が開設される前の海岸にも多くの利用者が訪れている。海に出かける際は波の状況を確認するなど、十分に気をつけてほしい」と呼びかけた。

© 株式会社神奈川新聞社