パーラー果物小町 ~ 1年中フレッシュな岡山県産果物が味わえる!癒しスポットの竹林庭園も見どころ

どこか懐かしく、胸がキュンとなる響きのフルーツパーラー。

カフェや喫茶店とも違う、魅力にあふれたフルーツパーラーが、倉敷美観地区にあります。

倉敷美観地区にある「パーラー果物小町」は、竹林庭園が美しい、筆者のお気に入りのお店です。

白桃、シャインマスカット、ピオーネ、いちじく、柿、イチゴ…。

季節ごとにうつりゆく、岡山県産の果物をふんだんに使ったスイーツに、岡山県産果汁たっぷりのソフトクリームも魅力的です。

大正時代のモダンガール、モダンボーイな気分で、レトロモダンな店内を楽しむもよし。

GARDEN席で自然とともにのんびり過ごすもよし。

1年中、旬の果物を追いかけたくなる「パーラー果物小町」を紹介します。

くらしき宵待ちGARDEN内にある「パーラー果物小町」

倉敷美観地区の路地の奥、「くらしき宵待ちGARDEN」内にある「パーラー果物小町」は、1年中いつでも岡山県産の旬の果物が味わえるフルーツパーラーです。

くらしき宵待ちGARDEN」は、アートと食文化の融合を目指す複合文化施設。

2022年4月現在「パーラー果物小町」、「イタリア料理 星のヒカリ」、「きび美ミュージアム」の店舗と、開門中は自由に散策していただける竹林庭園があり、夜間は午後10時30分までライトアップされています。

ちなみに、倉敷美観地区入り口にある「果物小町のソフトクリームパーラー」は姉妹店です。

入り口から中庭が見えます。さっそく店内に入ってみましょう。

レトロモダンな店内。2階のお座敷席でゆったりと

「パーラー果物小町」の店内です。飲食は1階店内席、2階お座敷席のほか、竹林庭園を臨むGARDEN席もあり。

新型コロナウイルス感染症対策のため、店内席は換気を良くし、スタッフはマスクをつけて接客しています。

倉敷町家の建築で、和洋折衷のレトロなインテリアに合わせたアンティーク家具。

猫足のテーブルと椅子が、ちょっと贅沢な気分にさせてくれます。

木造の純日本建築に、ウイリアム・モリスデザインの壁紙がひときわ美しく映え、目を奪われます。

落ち着いたカウンター席は、おひとり様でもゆったりと過ごせます。

キッチンと対面になるため、新型コロナ感染拡大防止の観点から、現在は使用を控えています

2階に上がって右手(東棟)が、パーラー果物小町のお座敷席。左手(西棟)がイタリア料理 星のヒカリのVIPルームとなっています。

そうそう、階段からガーデンが見えるこの景色、雰囲気があって素敵だと思いませんか。

筆者が大好きな、隠れたフォトスポットなんです。

2階の座敷席です。一部が小上がりになっていて、高級感がある落ち着いた雰囲気の和室です。

2階の和室は、入り口で靴を脱いでからどうぞ。

小さいお子さん連れや、赤ちゃん連れのかたも安心ですね。

美しい竹林庭園と解放感あふれるGARDEN席

「くらしき宵待ちGARDEN」といえば、美しい竹林庭園と広々としたGARDEN席。美観地区屈指のフォトスポットとしても有名です。

倉敷美観地区のど真ん中とは思えないほど静かで、開放的なGARDEN席。

自然の風や、竹の葉がさらさらと揺れる音が感じられ、とってもリラックスできますよ。

2021年4月29日には「くらしき宵待ちGARDEN」の新しい施設「きび美ミュージアム」が開館しました。

吉備と出会う、吉備に恋する」をコンセプトに、古代から現代まで受け継がれてきた吉備の歴史と文化、知恵と美にスポットを当てた文化施設です。

岡山の旬がたっぷり!「パーラー果物小町」メニュー

パフェにパンケーキ、スムージーにソフトクリームなど、季節の美味しい果物が1年中味わえるパーラー果物小町。

春はイチゴ、夏は桃・ぶどう、秋はいちじく・梨・柿…と、シーズンごとにメインの果物が変化します。

取材に伺った7月後半は、岡山県産白桃のシーズンでした。

これからも、初秋の『黄金桃』、冬の『冬美白(トウビハク)』、『冬桃がたり』と、珍しい桃も提供されるそうです。

以下にメニューをまとめました。

写真付きメニューのほか、コーヒーや紅茶、ココアなどのドリンクメニューもあります。

フレッシュフルーツソフトクリーム

果物小町の看板メニュー「フレッシュフルーツソフトクリーム」もお忘れなく。

このソフトクリームには、岡山県産の清水白桃、マスカットオブアレクサンドリア、ピオーネなどの旬の果汁が極限まで練りこまれています。

香料や着色料は含まれていないので、ひと口食べると本物の果物の香りがきわだち、旬の果物の風味を存分に味わえます。

岡山県産白桃がたっぷり、〈岡山白桃のプレミアムパフェ〉

岡山県の夏の果物といえば、もちろん白桃ですよね。

岡山県産白桃を使った「岡山白桃のプレミアムパフェ」1,500円~(税込)をいただきます。

取材時には、白桃の女王・清水白桃が丸ごと1玉分使われていました。

約2週間しか出回らないという、貴重な岡山県産清水白桃がたっぷりのった、岡山の夏ならではのパフェです。

ふんだんにあしらわれた清水白桃のほか、パフェの中身は以下の通りです。

  • 岡山県産日本いちじく
  • 岡山県産シャインマスカット
  • 岡山県産ピオーネ
  • キウイフルーツ、バナナ
  • 自家製チョコムース
  • 自家製抹茶ムース
  • 自家製パンナコッタ
  • 果物小町オリジナルソフトクリーム

果物の美味しさはもちろん、ソフトクリームや自家製のムースが絶品です。

パフェグラスにぐるりと盛り付けされた、美しい桃、桃、桃!

桃を一切れ食べると、甘く爽やかな香りが広がり、驚くほどみずみずしい果肉が口の中に広がります。

約30種類もある白桃の品種は毎年2週間でさまざまに変わりますが、年によっては約1週間以内で品種が変わることもあるそうです。

パフェのメインの果物は、季節によって、白桃、黄金桃、イチジク、イチゴなどに変わっていきます。

贅沢に生の果物を使った〈季節のフレッシュフルーツティー〉

こちらはシェフおすすめの「季節のフレッシュフルーツティー」600円(税込)。

ティーポットのなかには、生のフレッシュな果物がたくさん入っています。なんて贅沢(ぜいたく)!

白桃、いちじく、りんご、キウイフルーツなどがたっぷりと。

果物の甘い蜜のような香りが、湯気とともにふんわりと立ち上ってきます。

紅茶は美しい黄金色。カップにそそぐと、そこから花びらが開くような華やかな香りが…!

果物のほんのりとした甘さと酸味、そして芳醇な味が楽しめる一杯です。

色とりどりの楽しさ!〈パンケーキ季節のフルーツ添え〉

フルーツティーと一緒に、「パンケーキ季節のフルーツ添え」1,000円(税込)もおすすめです。

いちじくの赤、マスカットの緑、みかんのオレンジと、見ているだけで心がワクワクするような鮮やかさですね。

食感も味わいも違う果物がたっぷり、食べるごとに楽しさが増してくるパンケーキ。

食べ進むうちに、お腹も心も幸せで満たされていくようです。

パンケーキに使われている果物は以下の通りです。

  • 岡山県産清水白桃
  • 岡山県産シャインマスカット
  • 岡山県産ピオーネ
  • 岡山県産日本いちじく
  • 岡山県産足守メロン
  • 熊本県産赤肉メロン
  • りんご
  • みかん
  • バナナ
  • キウイフルーツ

「パンケーキ季節のフルーツ添え」に使用されている果物は、常時7種類以上。季節によって内容は変わります。

自家製カスタードがサンドされた、ふわふわもっちり食感のパンケーキもあります。

フルーツサンドにも使われるカスタードクリームは、甘さ控えめで果物との相性も抜群です。

爽やかな風を感じながら、GARDEN席でティータイムなんていかがでしょう。

果物小町の看板メニュー〈フレッシュフルーツソフトクリーム〉

果物小町の看板メニュー「フレッシュフルーツソフトクリーム」は、テイクアウトも可能です。

おもてなしの心から、「白桃の旬の時期以外にお越しになられた方々にも、清水白桃のお味を体験してほしい」と開発されたソフトクリームだそう。

清水白桃の香り、甘味、風味を余すことなく凝縮させたソフトクリームは、果物小町ファンの筆者一押しです。

岡山県産の果物と至福のひとときを。「パーラー果物小町」

静かな竹林庭園と、美しい季節の果物が味わえる「パーラー果物小町」。

都会の喧騒を離れて、美味しいソフトクリームやパフェを味わう時間は、まさに至福のひとときです。

この取材で、はじめて清水白桃の季節にお店へ行くことができ、心の底から「岡山に住んでいてよかった!」と感動しました。

姉妹店の「果物小町のソフトクリームパーラー 」はテイクアウトで、「パーラー果物小町」はGARDEN席で、どちらも素敵なフルーツ・スイーツに出会えます。

ぜひたくさんの人に、岡山県産のとびきり美味しい果物を味わってもらいたいと、あらためて感じました。

© 一般社団法人はれとこ