名古屋商科大学、国内MBA初「オープンバッジ」を導入

名古屋商科大学ビジネススクール(学校法人栗本学園)は、2022年7月より、ナレッジやスキルを証明する世界標準規格のデジタル証明/認証「オープンバッジ」を学修者に対して授与する。オープンバッジを活用することで、学修者はマーケットに対して「何を学び、何ができるのか」を可視化・証明し、取得した学位や修了証を高い信頼度のもと掲示することができる。この取組みは、国内ビジネススクールを運営している教育機関において初の試みとなる。

オープンバッジは国際技術標準規格にそって発行されるデジタル証明/認証で、「IMS Global Learning Consortium」によって認定されるオープンバッジ3機能(発行/表示/保管)すべてのサービスを、一般財団法人オープンバッジ・ネットワークが提供している。実質的に偽造・改ざんが不可能なブロックチェーン技術を取り入れており、信頼性の高い証明書として履歴書や各種SNS、メール等で保有者の知識やスキルを簡単かつ瞬時に示すことが可能。海外はもちろん、最近は国内でも導入する団体等が増えている。

名古屋商科大学ビジネススクールでは、今後更なるグローバル化が見込まれる中、留学生の受け入れや学修者による海外での活躍を促進する観点から、国際的な通用性があることを前提とした学位や修了証に対する質保証に努めることを重要視している。三大国際認証(AACSB、AMBA、EQUIS)を全て取得している名古屋商科大学ビジネススクールがオープンバッジを導入することで、学修者が実際にどのような知識(Knowing)や能力(Doing)を修得し、価値観・倫理観(Being)を踏まえた意思決定の重要性を理解しているかなどの学修成果・教育成果に関する情報を社会に対して公表でき、学修者が世界から正当な評価を受けることができる。

なお、オープンバッジには、学位に関わる在学・卒業見込・卒業・修了・成績証明などのマクロ・クレデンシャルに加え、短期間の学修コースの修了などによるマイクロ・クレデンシャルも含む。

参考:【名古屋商科大学ビジネススクール】学修歴証明を可能とする「オープンバッジ」を国内MBA初導入

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