10日投開票された参院選で、比例代表の新潟県関係候補では、4選を目指した自民党現職の水落敏栄氏(79)=新潟県十日町市出身=、同党新人の遠藤奈央子氏(47)=長岡市出身=、共産党新人の西沢博氏(42)=新発田市=、れいわ新選組新人の蓮池透氏(67)=柏崎市=がいずれも落選した。
水落氏は戦没者遺族らでつくる日本遺族会の会長。自民党は18議席を獲得したが、候補者名による得票で8万2920票にとどまり、同党候補のうち23番目だった。水落氏は11日に東京都内で開いた報告会で「私の力不足で申し訳なく思っている」と述べた。
遠藤氏は「実力不足で厳しい結果になった。今後も政治活動を続けていく」と話した。
西沢氏は「消費税減税などの訴えは有権者に響いていたが、票に結びつかなかったのは残念だ」と述べた。
蓮池氏は「個人的には残念な結果。拉致問題への関心が薄れていると実感した」と語った。