フラワーカンパニーズの名曲「深夜高速」の魅力を伊集院光、井ノ原快彦、セントチヒロ・チッチらが語る! メンバーが明かす名曲誕生の裏側も

BSフジでは7月23日に「アワー・フェイバリット・ソング Vol.3 〜私が『深夜高速』を愛する理由〜」(深夜1:00)を放送。フラワーカンパニーズ(鈴木圭介、グレートマエカワ、竹安堅一、ミスター小西)が2004年にリリースした名曲「深夜高速」の魅力を深掘りする。

「アワー・フェイバリット・ソング」は、愛され続ける「名曲」をテーマに、一つの楽曲を1時間かけてじっくりと掘り下げていく音楽特別番組。これまで、キリンジの「エイリアンズ」(02年)、Original Loveの「接吻」(93年)を特集し、幅広い世代から大きな反響が寄せられた。

今回は、楽曲のファンである伊集院光、井ノ原快彦、大久保佳代子、岡崎体育、セントチヒロ・チッチ(BiSH)に話を聞き、楽曲との出合や、その魅⼒を紹介していく。

そして、フラワーカンパニーズに、楽曲誕⽣のエピソードや、愛され続けていることへの思いなどを取材。最後には「深夜高速」を⽣演奏で披露してもらう。

鈴木が作ってきた「深夜高速」のデモを初めて聴いた時、ほかのメンバーが抱いた印象を話すほか、有名な「生きててよかった」のフレーズに、ベースのマエカワはある不安を感じていたというエピソードも。ステージで演奏する際の観客の反応について、竹安は「鳥肌が立つ瞬間もある」と告白する。

加えて、長くバンドを続けることについて尋ねると、メンバーそれぞれに「できなくなったこと」だけではなく「できるようになったこと」も語る。曲ができた時が「一番楽しい瞬間」と語る鈴木が、20代の時と比べて感じる、歌詞を作る上での変化とは? また、深夜に高速を移動して次のライブへ向かうことについて、小西は「ワクワクはずっとある」と言う。メンバーそれぞれが語る、ライブハウス、そしてそこで働く人たちへの思いとは?

井ノ原は「深夜高速」の魅⼒を「もがき苦しんだ時代、もがいていない⾃分に苦しむ時代、どの時代に聞いても胸に刺さる」と話す。初めてフラワーカンパニーズと会った時は、彼らの無邪気さに驚いたそうで、⾃⾝も年を重ねていく中で「⾳楽って楽しんでいいんだ!」ということを背中で⾒せてくれる、ありがたい存在であるとコメント。男性だけのグループで活動していた自身の経験を重ねて、V6時代のメンバーとのやりとりなども明かす。

岡崎は昨年「深夜高速」をカバー。当初は⾃分がカバーしていいのか、不安もあったが、今後の⼈⽣の⼤きな糧になったそう。ストレートカバーにした理由を尋ねると「原曲がカッコよすぎるので」と答え、ストリングスやピアノが⼊らないストイックな編成は「初期衝動に近い」と表現。バンドを始めた当時の気持ちや、⾵景がよみがえるという。一番好きな歌詞の一節について、音楽家に刺さるフレーズであり、自身も大切にしていきたいとする、その言葉とは?

縁の深いライブハウス「中野 heavysick ZERO」でインタビューに答えるセントチヒロ・チッチは、これまで何度も苦しくなった時に「深夜高速」を聴いているそうで、フラワーカンパニーズのライブを訪れた際、バンドなのにダンサーのように見えたことから、その「⽣々しい感じ」に、「私もこうなりたい」と思ったと述べる。

自身のラジオ番組で「深夜高速」と出合ったという伊集院は、何かに追い詰められて抜け出そうとしている歌に聴こえ、当時の⾃分と重なり思わず涙したと明かす。世代を超えて愛されているのは、「普遍的にそういう⼈がいるからじゃないか」と分析。

⼤久保は、仕事が忙しくなってきたあたりによく聴いていたという。仕事が増え、疲れやストレスも多かった当時、「聴きながら⽩ワインをガブ飲みすると泣けてきた」というエピソードを披露し、「心にあるかたまりを溶かしてくれる存在」と表現する。

なお、予告編をBSフジ公式YouTubeチャンネル(https://youtu.be/jp4KpNzrKLY)で公開中。番組は地上波フジテレビでの再放送も予定しており、さらに、8月4日午後6:00〜9月1日午後6:00の期間限定で、BSフジオンデマンド(https://www.bsfuji.tv/ondemand/)で無料配信も実施。

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