米軍ヘリ窓から、機銃らしきもの 厚木基地で異例の飛行を目撃

側面から機銃らしきものを突き出して離陸した米軍ヘリ(爆音訴訟調査研究センター提供)

 在日米海軍厚木基地(大和、綾瀬市)で、米軍ヘリコプターMH60Sが機銃と見られるものを側面から突き出したまま離陸したのを市民監視団体が確認した。

 爆音訴訟調査研究センター(大和市)によると、ヘリは同基地所属ではない機体。7月に入ってから4機が離着陸するのが目撃され、このうちの1機が8日午後0時半ごろ、右側面の窓から円筒状で機銃のような物体を出した状態で飛び立った。

 同基地周辺で機銃を出したままの飛行は異例で、同センターは防衛省南関東防衛局に「機銃ならば銃口を住宅地側に向けた形になっており、危険な飛行だ」として抗議した。同局によると米軍側から訓練飛行などの通告はないという。

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