中国武漢でコレラ確認、国営中央テレビ報じる

 中国の国営中央テレビが11日、中国湖北省武漢市の衛生当局がコレラの感染者を一人確認したと報道した。すでに回復しているとしたが、新型コロナの「始まりの地」武漢での感染確認は地域に動揺を与えているようだ。

武漢市内の大学で感染者発生

 同局が電子版で報じたところによると、11日、下痢や嘔吐の症状を呈した患者を検査したところ、O139コレラ菌に感染していたことが発覚した。患者はすでに回復しているという。

 ただ、中国でもコレラの感染例はまれであり、今も変異株が世界にまん延する新型コロナウイルスの流行も武漢から始まったとあって、市民に動揺が広がっているようだ。電子版では当局が市民に対し、デマを信じたり拡散したりしないよう呼びかけていると報じている。

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