中国、データ中継衛星「天鏈2号03」の打ち上げに成功

【▲ 天鏈2号03を搭載した長征3Bロケット(Credit:CASC)】

中国は日本時間2022年7月13日に、中国国営企業が開発した「長征3B」ロケットの打ち上げを実施しました。ロケットに搭載されていた人工衛星は無事に軌道へ投入されたことが、中国航天科技集団(CASC)のWeiboにて報告されています。

打ち上げに関する情報は以下の通りです。

■長征3B/E(CZ-3B Y85)

打ち上げ日時:日本時間2022年7月13日1時30分【成功】
発射場:西昌衛星発射センター(中国)
ペイロード:天鏈2号03(Tianlian 2-03)

天鏈2号03は、CASCが開発した第2世代のデータ中継衛星シリーズです。中国国家航天局(CNSA)によると、天鏈2号は中国独自の宇宙ステーションや低・中軌道衛星向けのデータ中継サービス、ロケット打ち上げに関する追跡や監視を実施するなど、様々な用途に用いられるとのことです。

なお、今回の打ち上げで天鏈シリーズの中継衛星は合計8機となりました。

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文/sorae編集部 速報班

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