線状降水帯予測 九州北部などに発表 大分

 気象庁は6月の運用開始以来全国で初めてとなる、線状降水帯の予測情報を九州北部と南部地方に発表しました。

 九州北部付近に停滞する前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、県内では、大気の状態が非常に不安定になっています。午前11時までの24時間雨量は、佐伯で55・5ミリ、国東市国見で48・5ミリなどとなっています。また、気象庁は線状降水帯に関する事前情報を大分を含む九州北部と南部に出しました。今夜から
あす午前中にかけて大雨災害の危険度が急激に高まる恐れがあります。直ちに避難を促す情報ではありませんが、ハザードマップや避難経路を確認するなど早めの備えが必要です。県内で、あす正午までに予想されている24時間雨量は、いずれも多いところで西部で150ミリ、北部で120ミリなどとなっていて、線状降水帯が発生した場合は局地的にさらに雨量が増える恐れがあります。土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水・氾濫に厳重な警戒が必要です。

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