「私が女優になる日_」是枝裕和監督が演出・編集を手掛けたショートドラマを放送

TBSで放送中のTBSスター育成プロジェクト「私が女優になる日_」のオーディション番組「『私が女優になる日_』season2」(土曜深夜0:58)。7月16日放送分では、第2ラウンドの「グループ演技対決」として、日本映画界の巨匠・是枝裕和監督が演出・編集を手掛けたショートドラマがオンエアされる。

「私が女優になる日_」は、将来ドラマで活躍する女優を発掘・育成するプロジェクトとして2020年に同局で発足し、現在はシーズン2を開催。シーズン2は「視聴者キャスティング」として、オーディションの選考は“視聴者投票”で進行中。視聴者によって、女優の原石たちの中からTBSドラマの主演をキャスティングしていく。

第2ラウンドの「グループ演技対決」では、ファイナリスト7人(馬越友梨、大嵩愛花、大橋小春、大平くるみ、幸澤沙良、鈴木悠華、田村藍)が2グループに分かれ、是枝監督が全面監修し、演出・撮影・編集を手掛けるショートドラマに挑んだ。これまでの放送で“是枝流”の演技指導で演技の極意を教わり、撮影に向けてリハーサルを行ってきた彼女たち。ついに、是枝監督作品のショートドラマ「生田くん」「四人の女」を放送する。

ファイナリスト7人は、初めてのドラマ撮影ということで現場の雰囲気に圧倒され緊張の面持ち。しかしいざ撮影が始まると、是枝監督の演出によってこれまでにはない表情を見せていく。是枝監督は「役をきちんと咀嚼(そしゃく)して理解して挑んでくれた」と撮影を振り返り、初対面から約3週間で著しく成長した彼女たちを称賛した。

そして、16日の放送終了後から視聴者投票の受付がスタート。投票期間は放送終了後の深夜2:26〜7月21日午後1:00まで。これまでと同様に本プロジェクトのLINEアカウント(https://lin.ee/md6cJ4v)で、1アカウントにつき1日4票まで投票が可能だ。投票の結果、第3ラウンドに進む4人は、7月23日放送分で発表予定だ。応募総数約5500人の中から選ばれ、第1ラウンドを突破した7人の女優の原石たちは、第3ラウンドに進む4人に絞られることになる。

是枝監督は「(撮影の)1週間前のリハーサルでお芝居を見た時に感じた声や持ち味を、なるべく反映して演出しようと思って臨みました。それぞれの役者さんの魅力を引き出して、いいドラマを作るということを意識していればみんなが自ずと輝くので、それだけを心がけました」と明かす。

続けて、「7人に残ったということだけでも本当に素晴らしい才能だと思います。誰がグランプリになったとしても、この先女優を目指して続けていかれるのであれば、まだまだとてつもない長い階段が待っています。最初のワークショップで話したように、分からないことだらけだと思うので、一つずつ自分の中でクリアにしていくことが大切です。そうすると、さらに分からないことが増えていき…こうした道のりがずっと続くので大変だと思いますが楽しい仕事です。この経験を通じて、次のステップに進んでいただければ幸いです」とファイナリストたちにエールを送っている。

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