横浜でインクルーシブ水泳競技大会が開幕 東京パラメダリストも参加

知的障害者と健常者がタイムを競った予選のレース=横浜市都筑区

 障害の有無にかかわらず参加できる「横浜国際プール第1回インクルーシブ水泳競技大会」が17日、横浜市都筑区の同プールを会場に2日間の日程で始まった。東京パラリンピックメダリストなど、国内トップクラスのパラアスリートも参加し、タイムを競い合った。

 年齢や性別、障害の有無、国籍などにかかわらず、人々が多様性を認め合いながら、ともに実施できる「インクルーシブスポーツ」。大会は、その認知度を上げようと企画された。今回は、パラアスリートらや、一般公募の小学4年~中学生のスイマーら、2日間で計約130人が参加する予定だ。

 初日の予選では、400メートル自由形や100メートル平泳ぎなど、パラ競技も含む17レースが行われた。市スポーツ協会の森田尚隆スポーツ施設部担当部長は「インクルーシブスポーツの第一歩として初めて開催した。一緒に大会に出場することで、お互いにより理解が深まれば。今後も続けたい」と話していた。

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